2015年10月23日金曜日

固定価格買取制度(FIT)についての勘違い

太陽光発電について、お客様に説明する際にとてもよく直面する勘違いがあります。

固定価格買取制度(FIT)についての勘違いです。

「太陽光発電の売電価格は、毎年下がっていく。今は高いとしても、来年以降はどうなるかわからない」という勘違いです。

新聞やインターネットなどで、太陽光発電の買取価格が減額されるというニュースをよく見かけます。

例えば、このようなニュースです。
「7月から買取価格が2円減額。太陽光発電は今後どうなる?」

このようなニュースをお読みになったお客様から、
「今、太陽光事業に投資したとして、最初は36円で買取ってもらえるかもしれないが、来年の買取価格はもっと低くなってしまう」と心配されている方がよくいらっしゃいますが、これは勘違いです。

固定価格買取制度(FIT)では、電力会社との契約が成立した時点で決められた価格は、20年間変更されることはありません。(10kW未満の太陽光発電設備は10年間変更されません)

もともと、固定価格買取制度は、太陽光発電や風力発電、バイオマス発電などの自然エネルギーの導入を増やすことを目的として導入されました。

土地の取得から、電力会社への申請、経済産業省からの設備認定の取得、太陽光発電設備の調達、造成工事、設置工事までを、計画的に進めるために、電力会社への申請の受理(2015年度からは契約の締結)時点で、買取価格を決め、発電開始から20年間固定される制度なのです。

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