2019年3月12日火曜日

春の太陽光

太陽光発電にとって嬉しい3月。春特有の嬉しい感覚を、天文学的に考えてみました。季節によって感じ方が違うのは、太陽の高度と光の強弱、日照時間の違いです。地球が傾き公転しているという普遍的な、だけど偶然的ともいえることが、豊かな光環境を与えているわけです。つまり太陽の高度変動によって、照度、色温度、光の位置が変動し、春を感じさせるんです。

照度は、太陽光発電における日射量と似たもので、照度は人間の目の感じ方を基準にした光の強さです。色温度というのは、「夕陽が赤いのは空気層を通る距離が長いため、短波長(青い光)が散乱されて赤い光が残るから」という有名な話に表されます。春になると距離が短くなるので、青の光が届き、イキイキした光の印象になるらしいです。最後に、春の光は「春霞」や「朧月」という言葉が表すように、空気中で拡散された柔らかいイメージがありますよね。太陽光発電の発電量の変化だけでなく、光が自分に対してどの角度から差し込んでいるかを意識してみると、いっそう春の訪れを楽しめますよ。

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