2017年11月14日火曜日

ブログ「セーフガード」


米国際貿易委員会(ITC)は10月31日に太陽光パネルの輸入にセーフガード(緊急輸入制限)を発動するようにトランプ大統領に勧告する方針を決めたそうです。
これは同委員会が中国製の安価な太陽光パネルが米国内産業に悪影響を与えていると判断したことによります。

太陽光発電のパネル市場シェアの多くは中国メーカーで占められておりますが、これは安い価格によるところが大きいようです。
輸入が制限されれば安価にパネルを製造することができないアメリカメーカーは苦戦することになります。
そこで国内の産業を守るために輸入を制限するということになるわけです。

国内産業を守るのは国家としては当然のことですが、一方でこの輸入制限については、米国内の太陽光発電業界から反対の声があがっているようです。

というのも輸入制限によって安価なパネルの輸入が制限されるということはパネルの価格が上がることを意味しており、これまで進めていた事業が成り立たなくなる可能性があるからです。やり方を間違えればアメリカ太陽光業界の縮小を招くかもしれません。

日本の太陽光業界で同じことが起きたらと思うと、これは簡単な問題ではないということがわかります。


2017年11月10日金曜日

ブログ「 サンフランシスコシリーズ最終章」

こんにちは。

今回も引き続き海外太陽光発電事情についてお届けします。
先日は太陽光発電を使ったゴミ箱をご紹介いたしました。今回は太陽光発電は関係なくなっちゃいました。。。

サンフランシスコの観光名所に、フィッシャーマンズワーフというのがあります。ここは埠頭になっており、このあたり一体に飲食店なども集まっています。
フィッシャーマンズワーフと言えば、クラムチャウダーやエビ、カニなどの甲殻類が有名です。
捕れるのかな。。。というのは疑問ですが、とにかく軒並み売っています。
私も例に漏れず頂きます。

左がエビ・カニパンで右がカクテルシュリンプアンドカニ的なものです。もうちょっとおしゃれな名前がついていたと思います。どちらも10ドル程度です。とにかく、すごいエビ・カニが詰まっています。もっとロブスターとかもあるんですが、お高くなります。
海の街っぽいですね。

このフィッシャーマンズワーフあたりは埠頭になっていて、ピアいくつというように数字がふられています。その中でも人気なのが、ピア39。
買い物、食事、遊園地なーんでもできます。そしてこのピア39に行くと出迎えてくれるのが、アシカ。

この浮いている板の上に乗っているのはアシカさんたちなんです。
餌が豊富なのかずいぶん住み着いているようです。アシカさんたちは、「ウーッ、ウーッ」ってずっと鳴いていますよ。この鳴き声のかんじが伝わらないのが悲しい。。

という、野生のアシカの観光スポットでした。

2017年11月9日木曜日

ブログ「サンフランシスコの自転車」

こんにちは。

今回も引き続き海外太陽光発電事情についてお届けします。
前回は太陽光発電を使ったゴミ箱をご紹介いたしました。今回は太陽光発電は使いませんが、エコシリーズです。

サンフランシスコの移動手段。みなさん車を使う方が多いんですよね。もちろん、地下鉄・バス、そして名物ケーブルカーなんかもあります。
そしてサンフランシスコの観光名所といえば、ゴールデンゲートブリッジですね。このゴールデンゲートブリッジは、市街地からちょっと離れています。ゴールデンゲートブリッジを渡る方法は、車・徒歩・自転車です。車じゃすぐ終わっちゃうし、約2.7kmもあるので徒歩はちょっと。。。
ということで、自転車で渡ってみました。s

この写真、なんともいいかんじに写っていると思いませんか?
しかし!私は電動自転車を借りました。。サンフランシスコは坂が多いんです。レンタサイクルが非常に多く、自転車に乗っている人もたくさんいるんですが、この日私以外電動自転車に乗っている人を見かけませんでした。。

さあ、いざ橋に向かいます。
9月のサンフランシスコは意外と寒いんです。さらに、橋の上ともなれば風はすごいし寒いし。本当に飛ばされるかと思うぐらいでした。
こんなかんじで自転車で渡る方がたくさんいます。ちょっと下が見えるところもあるんですが、結構怖いです。

橋を渡ったらまた帰ってこなくてはいけません。往復自転車で渡ってもいいんですが、結構ハードなため帰りは船で戻るというのが一般的なコースですね
帰りの船はこんなかんじで、自転車がすし詰め状態です。

理由はわからないんですが、電動自転車が乗れる船と乗れない船っていうのがありました。重さでしょうか。。。?
といったかんじで、サイクリングの旅でした。

まだまだサンフランシスコの旅シリーズは続きます。。。

2017年11月8日水曜日

ブログ「サンフランシスコ」

こんにちは。

海外太陽光発電事情についてお届けします。
といいつつしばらく太陽光発電事情をお届けしていませんでしたね。。。
サンフランシスコで、こんなゴミ箱をたくさん見ました。

BigBelly Solar Systemというもので、最初はゴミをエネルギーに変えるものかなーと思っていたんですが、これはゴミの回収に一役かっているんです。

街にあるゴミ箱のたまり具合って場所によってかなり変わりますよね。すぐ溜まっちゃうところもあればそうでもないところも。すぐに溜まるところにあわせて回収をすると時間のムダであったり回収コストがかかります。

だからと言って、少ないところにあわせるとゴミ箱からあふれてしまって街の景観の問題や鳥などの被害を受けてしまいます。

そこで、このBigBelly Solar System!これは、携帯電話の通信網を使ってゴミの溜まり具合をリアルタイムで報告。回収の効率化が図れます。

そして、そのエネルギーを太陽光発電で賄おう!っていうことなんですね。

なんともクリーンなシステムです。

たしかに、人気のゴミ箱とそうでないゴミ箱がありますよね。これによりゴミが多いところに多めに設置したり、少ないところのゴミ箱を撤去したりということもできます。

日本での導入が進むといいです。


次回も、サンフランシスコエコシリーズです。

2017年11月7日火曜日

ブログ「本格的な秋」


今年は、梅雨が短いと思ったら、8月のほとんどが雨だったり、10月の長雨が続き、太陽光発電のオーナーにとっては残念な天候でした。
週末の台風が2週間続き、やっとひと段落した感があります。
私個人的にも10月は、子供の学校行事が重なり、土日もほとんど家にいないという状態でした。
ここからは、クリスマス、年が明けたらすぐバレンタインといったイベントが始まります。

街もクリスマスの装飾で綺麗な街並みに変わるでしょう。
だけど、何か踊らされている感じがしてしまいます。
そういう私も太陽光発電の毎月の売電金額で一喜一憂しています。
そろそろ、太陽光発電所2基目が欲しいなあと思っています。ローンの審査が通ればの話ですが。ただ、太陽光のファンドというものもあるので話を聞いて見ようと思います。


2017年11月6日月曜日

電力会社の話


電力会社って色々あるじゃないですか(唐突

2016年4月から電力小売全面自由化によっていわゆる「新電力」と呼ばれる小売電気事業者からも電気を買うことができるようになりました。契約自由の原則があるので太陽光発電の電気の売り先としてそういった新電力を選ぶこともできるのですが、FIT法上は再エネの電気を買い取る義務があるのは一般送配電事業者となります。

一般送配電事業者というのは昔ながらの各地域の電力会社の事で、関西電力だったり東北電力だったり九州電力だったりそういったところです。
私は関東在住なので今まで東京電力しか関わりがなかったのですが、再エネ事業で全国に太陽光発電を作ることになり各地の電力会社と関わる機会ができました。

そこで気になったのが電力会社の略称です。

北海道電力と北陸電力って略すと両方とも「北電」になってしまうので、個人的に「陸電」って呼んでいたのですが、実はこれが一般的というか北陸電力公式の略称らしくwebサイトのドメインもrikuden.co.jpなんですね。後から気が付きました。
中部電力と中国電力も略すと両方とも「中電」なのでどうするかが悩ましいです。「ぶでん」「ごくでん」なんか据わりが悪い気がします。四国電力とも被るし。
一般的には規模の大きい中部電力を「中電」と略し、中国電力は「中国電」と略すみたいですね。でもやっぱり4文字というか4音に略したいですよね。

最後に、沖縄電力。この記事の中で一度も出てこなかったのでなんとなく呼んでみました。

2017年11月1日水曜日

ブログ「九州電力の出力制御について」


九州エリアで太陽光発電の導入が進んでいることから、
近い将来に九州電力管内において、出力抑制が行われるといわれています。

九州電力が今年行った「訓練」では、
3%(42件)の事業者が出力制御の連絡が「未受信」となったと
2017年10月17日に行われた「省エネルギー小委員会・系統ワーキンググループ」で報告されました。
未受信となった理由は操作ミス、不在、会議中などだったとしています。

実際に出力抑制が行われる場合には、
太陽光発電が非常に好調で、電力の使用が少ない時間帯なので、
電力を大量に使う工場や事業所が営業をしていない土日や、大型連休が予想されています。

その場合には、「未受信」となる人がより多くなりそうです。
「未受信」となったことによって出力制御を行わない場合には、結果的に太陽光発電による売電ができてしまうので、不在だったという理由にしたほうが、収益が上がることになってしまいます。

未受信の件数を減らすことはできても、「ゼロ」にすることはできないように思います。

せっかく発電した太陽光発電なので、出力制御をどのように行うかではなく、
蓄電するなど、有効な使い方を考える方に有識者会議の議論が進むことを期待しています。