2017年11月1日水曜日

ブログ「九州電力の出力制御について」


九州エリアで太陽光発電の導入が進んでいることから、
近い将来に九州電力管内において、出力抑制が行われるといわれています。

九州電力が今年行った「訓練」では、
3%(42件)の事業者が出力制御の連絡が「未受信」となったと
2017年10月17日に行われた「省エネルギー小委員会・系統ワーキンググループ」で報告されました。
未受信となった理由は操作ミス、不在、会議中などだったとしています。

実際に出力抑制が行われる場合には、
太陽光発電が非常に好調で、電力の使用が少ない時間帯なので、
電力を大量に使う工場や事業所が営業をしていない土日や、大型連休が予想されています。

その場合には、「未受信」となる人がより多くなりそうです。
「未受信」となったことによって出力制御を行わない場合には、結果的に太陽光発電による売電ができてしまうので、不在だったという理由にしたほうが、収益が上がることになってしまいます。

未受信の件数を減らすことはできても、「ゼロ」にすることはできないように思います。

せっかく発電した太陽光発電なので、出力制御をどのように行うかではなく、
蓄電するなど、有効な使い方を考える方に有識者会議の議論が進むことを期待しています。


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