太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーの普及が進んでいそうな国として、まっさきに"北欧"と思いつく方も少なくないでしょう。例えば家具のイケア(発祥はスウェーデン)が「2020年までに日本の店舗で使うすべての電力を、再生可能エネルギーで賄う」と表明しています。環境に対する意識の高さと取り組みについて、そう連想されるのですが実際はどうなのでしょうか。
人口を合計すると北海道の人口とほぼ同じスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの4カ国は、一体となり電気事業の自由化を推進してきました。4カ国を含む送電網は、統一電力市場「ノルド・プール」に組み入れられ、電力が足りなくなれば他国から買ってくることも可能です。
透明な市場の開放により新規の電力供給事業者の参入も盛んで、各家庭においては、週単位でどこの電気事業者から電力を購入するか、例えば太陽光発電だけ、風力だけなど供給者からの多彩なメニューから選択可能になっています。
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