皆さま、こんにちは。
今回は太陽光発電での「パワーコンディショナー(パワコン)」についてのお話です。
いきなり初めてパワーコンディショナーと聞くと、
シャンプーリンスを連想される方もいるかもしれませんが(そうでもないです?)、
パワーコンディショナーは太陽のエネルギーを「使える電気」に変換するものと
捉えれば分かり易いと思います。太陽光発電の仕組みは、
①太陽光パネル:太陽の光を電気エネルギーに変換する
②パワーコンディショナー:変換した電気を家庭用の電気へ変換する
の2つで成り立っています。
電気には「直流」と「交流」との2種類があり、日本の一般的な家庭・電力会社への売電時には交流である必要があります。
→そこで①の太陽光パネルで作られた電気が直流のため、家庭で使えるように交流に変換してあげる必要が出てきます。
その変換をしてくれているのがパワーコンディショナー(パワコン)というわけです。
つまり、パワーコンディショナーは太陽光発電(売電)の為には、太陽光パネル同様に必要不可欠な存在なわけです。
そしてこのパワーコンディショナーには、電気の変換以外にも、電力会社へ売電するのに適した安定した出力へと
調整する機能も具備されています。
そこでパワーコンディショナーのスペックで着目すべき点が「最大定格出力」と「変換効率」だと思います。
もし、この2つの言葉の意味をしっかりと把握して購入前に確認しておかないと、
大損をしてしまう可能性が出てきますので、ご注意が必要なところです。
例えば、パワーコンディショナーの出力可能電力の最大値のことを「最大定格出力」と言うのですが、
仮に太陽光パネルから100Aの電気が出力されたとして、もしパワーコンディショナー最大定格出力が80Aまでしか出力で
きないスペックの場合、20A分は丸ごと損してしまうこととなってしまうわけです。
それゆえ、バランスよく同じくらいの最大出力値を持つ太陽光パネルとパワーコンディショナーを選ぶべきだとされています。
そして、次に大切だといえる「変換効率」についてですが、
変換効率とは、太陽光パネルで集めた電気を、パワーコンディショナーで変換する際の効率のことです。
当然のことながら、できるだけ直流から交流への変換時のロスが少ない方がいいわけで、
つまり変換効率が100%に近ければ近いほど「出来がいい」わけです。
ここもパワーコンディショナーを選定する際の重要要素です。
売電収入に直結するところですし、メーカーによって仕様が異なっています為、慎重に比較した方がいいです。
変換効率が最低でも94%以上のものを選んだ方がいいです。
以上ご参考までに。
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