2018年9月5日水曜日

太陽光パネルでの発電原理について



皆さん、こんにちは。
日本全国のみならず、世界中で普及し続けている太陽光発電。
ところで、あの太陽光パネルでどのような原理で発電されてい
るかってご存知です?

今回はそのなぜなに(なぜなに理科、算数みたいな。。)
についてのお話です。

いきなりですが、その原理はシリコンのような半導体を
使った「光電効果」による電流の発生だと言えると思います。

では次にその「光電効果」がどんなものかというと、
「物質に光が当たると、中の電子が飛び出てくる現象」
のことで、物質中の電子は原子核の引力で束縛されてて、
普通は外へ出てこられない。
→外へ出るためには、束縛を切るためのエネルギーが必要。
→光のエネルギーでこの束縛が切れる。
この現象のことです。

光電効果の次は、肝心の電流の発生についてとなりますが、
簡単にいうと、2種類の半導体が重なり合った構造で太陽電
池を作り上げ→太陽からの光が照射
→光電効果を起こした電子が太陽電池の内部から表面に
浮き上がってくる。
→それらを太陽電池表面に張り巡らせた細い電極で拾い上げる
→電流として取り出せる(電流の発生)
という、カンタンに言えばこのような仕組みだそうです。


※ここから先は、下記かなり専門的なお話で、上述部分までの
ご理解で十分かと思ったりはしますが、私なりにせっかく調べ
て解釈した内容なので記させていただいておきますね。

そしてなぜ2種類の半導体を使うかというと、
2種類の半導体の内、一方はわずかに正孔が多くプラスの電荷を持
ったp型半導体、もう一方はわずかに電子が多くマイナスの電荷を
持ったn型半導体
→この2種類を重ね合わせると、境界でごく短時間に電流が流れる。
→その後、境界部分には余った正孔も電子もない「空乏層」ができて安定。
→空乏層には、n型半導体からp型半導体に向かう内部電界が作られて一種の
「坂」が生じる。

この状態で光が当たることで、例えばn型半導体側で電子と正孔が生まれた
として、
→電子は空乏層の電界と反発して表面の電極に向かって移動。
→正孔は逆方向に向かう。
→このような動きが光が当たっている限り起こり続ける。


以上、今回は太陽光発電の「パネルでの発電原理」について書いてみました。
お読み下さった方、お時間誠にありがとうございました。








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