リドリー・スコット監督2016年の作品「オデッセイ」にて、火星に一人取り残された主人公マット・デイモンが物語終盤、遠く離れたクレーターまでローバー(移動式の観測機)で向かう際に、13時間運転→4時間休息+パネルを展開して太陽光発電で充電、を数週間繰り返すというシーンが有ります。
2003年スピリット (MER-A)、オポチュニティ
(MER-B)の2機のマーズ・エクスプロレーション・ローバー(無人探査車)が火星に送り込まれていますが(到着は2004年)、それらも実際に太陽電池パネルで電力を得ています。
また映画にも登場するパスファインダー探査機(1997年に火星到着)も内部に搭載されていたローバーが(火星の)日の出とともに太陽電池により電力が供給されて起動し、着陸機を中継して地球との通信を行いつつ探査を行いました。
地球から火星までの約6000万キロは、条件次第で急げば3ヶ月、燃料を節約できるホーマン軌道を行けば約8ヶ月かかる気の遠くなる距離ですが、動力として太陽光発電が有効なのも不思議です。(なお、火星探査機はこれまで太陽光電池パネルを電源にしてきましたが、最新のCuriousityは核電池を使用しています)
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