2017年4月7日金曜日

ブログ【南極と再エネ】(1/2)

長男とドラえもんの映画を観てきて以来、映画の舞台・南極に興味津々なのですが、南極でも太陽光発電が行われているのをご存知でしょうか?

昭和基地の消費電力は殆どがディーゼル発電機により賄われていますが、発電機の運転に必要な大量の燃料が南極観測船「しらせ」の輸送量の半分以上をも占めているそうです。

そのため、再生エネルギーへの転換ができればもっといろいろな物資を輸送することができ、南極における活動が効率化・多様化できるのです。

氷に閉ざされたイメージの南極ですが、空気が澄んでいるので太陽光線の減退率が低い点、夏は日が沈まない点、雪面による反射光が発電効率を上げる点はむしろ太陽光発電に適していて、昭和基地にもすでに60kW規模のパネルを設置し、既に稼働しています。

しかし、太陽の高度が低くパネルを立てて設置しなくてはならないので風で壊れやすい点、冬季3か月間は完全に日が昇らず発電できない点がネックのようで、残念ながら、今のところ基地での消費電力の3~4%しか補えていません。

​(つづく。)

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