太陽光発電を始めとした再生可能エネルギーは環境に優しいというのは、お決まりのフレーズかと思います。ただ、その根拠まで理解してる方は少ないのではないでしょうか?
JPEA(太陽光発電協会)の「表示に関する業界自主ルール(平成24年度)」に基づくと、太陽光発電のCO2削減効果は、太陽光パネルの種類ごとに定められてます。結晶シリコン型は504.5g-CO2/kWhとされており、この数値は、国内電力会社の平均電源CO2排出量である550g-CO2/kWhから、太陽光パネルの製造時のCO2排出量を減算した値です。この削減量を杉の木に置き換える杉の木換算もよく目にすると思います。
これは、杉の木1本あたりの年間CO2吸収量が14kg程度というデータ(林野庁)を基に算出しています。例えば「杉の木2000本分相当の削減効果」であれば、杉の木2000本と同等のCO2吸収効果があるという意味です。「その本数分の杉の木を守れた」なんて意味で捉えている方もいるようです。そんな花粉症の敵のような意味はありませんので、念のため。
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