それなりにおじさんである私も生まれる前なんで全く知らなかったのですが、成田空港建設決定に伴い昭和40年代に東京駅~空港間を結ぶアクセス路線として計画されたのが成田新幹線です。
工事計画も認可され政府としては完全にやる気だったのですが、空港建設自体に反対する勢力に目の敵にされたのと、沿線自治体の理解も得られず計画断念の憂き目にあったようです。どうやら途中で1駅しか停まらない計画では沿線住民には全くメリットがなく、むしろ騒音の原因や都市計画の阻害とされたのだとか。
先日、この成田新幹線の旧予定地に太陽光発電所ができ開所式が行われた、とのニュースを目にしました。線路敷地を利用したということで千葉ニュータウン中央駅付近から成田方面へ10.5kmにわたって延々とパネルを並べた日本一細長い発電所が出来上がった、とちょっとした話題になっています。
式に出席した千葉県知事は、この発電所がスカイライナーに沿っていることから、インバウンド客へ日本の技術をアピールできる効果に期待しているようですが、太陽光発電て日本独自の技術でもないしどうなんでしょうね。
政府と市民の温度差から結果、エキセントリックなものができた、という意味では日本っぽいのかも知れませんけど。
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