太陽光発電システムの発電量は、パネルの性能、パネルの設置角度、日射量と、さまざまな条件に影響されます。
中でも重要な条件の一つに、日射量があげられます。
日射量の観測には、全天日射計と直達日射計というものが使用されます。
全天日射計は、全天日射量の測定を行います。
直達日射計は、直達日射量の測定を行います。
では、次に日射量の種類についてざっくりと説明します。
・直達日射量…太陽から観測点まで直接達する太陽放射のエネルギーを指します。
・散乱日射量…主に大気中の塵や雲により散乱し、観測点へ入射された日射量を指します。
・全天日射量…全天空からの日射量を指します。
・反射日射量…地表面で反射された日射量を指します。
反射日射量は、直達日射量に比べてわずかです。
そこで、全天日射量は、直達日射量(を水平面に換算したもの)と散乱日射量の合計に等しいとみなされ、計算されています。
散乱日射量は、直達日射量に比べ小さいとはいえ、曇りの日は晴天の日に比べ、散乱日射量が増加しますので、全天日射量の減衰は少なくなると言えます。
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