2015年11月13日金曜日

低圧連系発電所を選択するメリットについて

以前のブログにて50kW未満はお得ですとご案内しましたが、今回は、どんなメリットがあるのかにつきお伝えいたします。低圧連系の場合は、高圧連系と比べて設備・手続きの両方の面で大きく手間が省けます。具体的には、

●設備認定が楽
固定価格買取制度申請に際しての設備認定が、低圧連系50kW未満の場合ではインターネット経由でできます。

●電気主任技術者の選任・保安規定の届出双方ともに不要
50kW以上の高圧連系では要求される電気主任技術者の選任が50kW未満の低圧連系では不要です。ゆえに保安規定の作成提出も不要で簡便です。

●電力会社との接続協議が不要
50kW以上の高圧連系ではその設備建設に際し、電力会社に協議をする必要があり、協議費用には20万円位の費用がかります(※万が一協議後認定が下りなかった場合でもその費用は返還されません)。そしてさらに、許可が下りるまで数カ月もかかってしまいます。

●高圧受電設備の設置が不要
キュービクル式高圧受電設備(通称、キュービクル)は、高圧連系での必要設備。配電版とパワーコンディショナーの間に接続し、高圧の電力を系統可能電圧にまで変圧する役割を果たします。
この設備設置初期費用が最大約500万円程必要となるほか(規模によって変動があります)、保守管理にもコストがかかってきます。
50kW未満の低圧連系でしたら、この設置が一切不要となります。

これらのメリットからしますと、太陽光発電は低圧連系発電所のニーズ増加の傾向にあるのが納得ができます。
皆様にも50kW未満の低圧連系発電所ご購入の検討をお勧めいたします。

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