2016年2月25日木曜日

太陽光発電の経緯 (1)

 太陽光発電を初めとする再生可能エネルギーの固定価格買取制度は20年続きます。20年後、太陽光発電を取り巻く環境はどのようになっていると考えますか?等の質問をお客様から頂くことも多々あります。

 未来を予想するには過去を学べと誰かが言ってましたので、太陽光発電の歴史を調べてみました。国内で最初に実用化されたのは1958年らしいので、約60年の歴史があります。普及に弾みをつけたのは、家庭で使い切らなかった余剰分を電力会社が自社のメニューに従い買い取る仕組み(1992年)とシステム設置に対する国の補助(94年)からです。

 ある資料によると97年の設置費用はキロワットあたり約100万円でしたが、2005年には70万円を切ってきます。この頃は、太陽光発電と言えば住宅用を指しており、太陽電池の出荷量も住宅用が大部分です。それが2012年度になると、産業用が一気に住宅を抜きました。この年が固定価格買取制度がスタート年ということです。 

 次回、2012年~現在を見てみましょう。

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