2016年2月2日火曜日

【太陽光発電と平年値】

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日常の天気予報で「平年値」という言葉を耳にする方も多いと思います。
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太陽光発電に関する業務の中でもこの、「平年値」というものを目にすることが多いのです。
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発電量試算では、「NEDO」の算出する値を参照しておりますが、降雪地帯にある発電所では、気象庁が発表する「降雪の深さ・最深積雪の平年値」も参考にすることがあります。
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この「平年値」とは、10年ごとに過去30年の気象データから計算された値を言います。2016年現在は、2011年からの平年値(1971年~2010年)を参照しています。
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基本的には、統計期間内で平均して求めますが、単純に日別値の30年分の平均化(標本数30個)しただけでは、日ごとのゆらぎは考慮できません。
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そこで、単純移動平均を数回繰り返し、平滑化していくという作業を行っているそうです。
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そしてこの「平年値」ですが、新平年値(2011年)と旧平年値(2001年)では、気温が全国的に上昇しており、温暖化の加速が心配されます。

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