2016年2月19日金曜日

太陽光発電とロシア

ロシアといえばサウジアラビアを抜き世界最大の産油国ということで有名です。
また世界最大級の天然ガスの生産量も誇り、天然ガス資源に恵まれない国が多い欧州のほぼ全域にパイプラインを通じて輸出しています。
世界で最も広い国土を保有し、そのエネルギー資源の豊富さから、化石燃料(石炭、石油、天然ガス)をヨーロッパを中心に輸出しています。

一方、水力を除くと再生可能エネルギーの利用はかなり限られており、欧州で急速に広がった風力発電もロシア国内では数万kW程度の普及にとどまリ、太陽光発電についてはまったく普及せず、
再生可能エネルギーの割合は0.8%(2014年)に過ぎない状況です。

プーチン大統領は再生可能エネルギーの普及については懐疑的でしたが、メドベージェフ首相は天然ガスや石油に極度に依存する産業構造からの脱却を訴えており、2003年8月、エネルギー省が作成した「2020年までのロシア・エネルギー戦略」がロシア政府によって承認され、具体的には2020年を目標に、水力以外の再生可能エネルギーでエネルギーの4.5%を供給するとの目標を掲げています。

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