2016年12月8日木曜日

ブログ「体内時計と太陽光」

屋外での太陽光発電の視察などで、暮れる日に追われながら「あれ、今何時だろう」と推測した時間は、実際とかなり離れていることもありがちです。

我々の体内時計が必ずしも24時間ではないのは、身に覚えのあるところです。大体23時間~25時間(個人差でもっと大きくズレることも有り)の幅があるのですが、仮に太陽がまったく当たらない部屋で過ごすと、体内時計はその間ずれた分だけどんどんずれていくそうです。ただでさえ現代人はいつでも人工的な明かり(照明)を利用できるのが当たり前で、時計やアラームが次の予定のきっかけを教えてくれる以上、内在的な感覚や欲求に鈍感になるのも仕方ないかもしれません。

一方で、太陽光が体内時計のズレを調節してくれる、というのもよく知られた話です。朝、太陽光を浴びると交感神経系が刺激され、脳内のセロトニン神経が活性化することで脳の覚醒が促され、地球の自転(24時間)と人の体内時計のズレを解消してくれているのです。

太陽光発電の業務の中、毎日ずれていく日の入りの時間を目にしていますが、何十年単位だと殆ど同一のサイクルを繰り替えしているのを目の当たりにすると、自然の調和という言葉も浮かんできます。

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