2017年10月18日水曜日

ブログ「有機系と無機系」


今年のノーベル賞候補としてある日本人研究者が注目されていました。

桐蔭横浜大学の教授宮坂力氏は2009年にペロブスカイト太陽電池で初めて光電変換の成功例を発表し、これが評価されて2017年の「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」を受賞しました。

そしてこの賞はノーベル賞クラスの研究者を選出し、その業績を讃えることを目的としていることから、宮坂氏がノーベル賞候補に挙がったようです。

正直に言うと、ペロブスカイトというものを詳しくは理解できていませんが、簡単に言うと有機系と無機系の材料を組み合わせた太陽電池です。

私たちがイメージしやすい太陽電池は結晶系シリコン太陽電池などと呼ばれ、無機系に分類されます。よく住宅の屋根の上なんかで太陽光発電しているあれです。

これに対し、有機系太陽電池の特長は薄くて、軽くて、柔軟な上、製造コストが低いということが挙げられます。

現在世界中で研究開発競争が行われているそうですので、近い将来太陽光発電の設備として広く世界に普及するかもしれません。


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