太陽光発電を始めとした再エネ部門で、中国の勢いが凄まじいのをご存知でしょうか?
中国は、再生可能エネルギーを2050年までに全電力の8割に拡大するという大目標を掲げており、それを受け、エネルギー業界は勢いづいているのです。しかし、少し前までは原発の大量建設を進めているとみられていましたよね。実際に、国の原発政策では、5か年計画で2020年までに国内に新たな原発を30基作ることを目標に掲げていましたが、建設は計画どおりに進んでいません。一体、何があったのか?
これまで中国のエネルギーの柱は、石炭火力と原子力でした。しかし大気汚染が限界に達し、次の主力にと考えていた原発は日本での事故を受け、新規建設が年々厳しくなり、必要に迫られて太陽光発電を始めとする再エネへのシフトチェンジだったようです。それから数年、技術力は高まり、コスト競争でも他の追随を許さないほどに成長。欧州各国が再エネへ舵を切り始めると、チャンスとばかりに中国政府も強力に後押しし始めました。今や勢いだけでなく、品質についても世界基準を上回っているのが今の中国製品です。トランプ大統領がセーフガードを発動させたのも、そこを恐れての行動なんでしょうね。
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