2018年6月20日水曜日

人工光合成

太陽光などの光エネルギーを電気に変換するのが太陽光発電ですが、同じように光エネルギーを由来として新たなエネルギーを生み出すものとして光合成があります。光合成は、自然界の水と二酸化炭素を使って太陽光などの光エネルギーから化学エネルギーとしての炭水化物と酸素を合成する事です。ではこれを人工的に目指す「人工光合成」をご存知でしょうか?人工光合成には様々な切り口がありますが、代表的なのは太陽光エネルギーによって水を完全分解し水素を得る研究です。広義では太陽光発電も人工光合成とする向きもあるそうですが、この研究によって何が地球にもたらされるのでしょうか?

全ての動物は酸素が無ければ生きていけず、食料も元を辿れば植物が「光合成」によって生成した有機物に由来しています。更に、現在使用している化石燃料も、元を辿れば植物が「光合成」によって生成した有機物に由来しています。
つまり人工光合成の研究は、化石燃料や酸素を一方通行的に消費するばかりで再生産できないという問題を一気に解決する夢のサイクルを、地球にもたらしてくれるのです。そういった意味では、再エネの最終形といえるかもしれませんね。

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