2018年6月28日木曜日

太陽光をシェア

最近、シェアが流行ってますよね。シェアハウスとかカーシェアとか。ではソーラーシェアリングをご存知ですか?一般的にシェアと言うと、物を誰かと共有することを連想しますが、「太陽光をシェアする」って何でしょう?これは、農地を使って太陽光発電の事業を行う事なんです。つまり、同じ場所で2つの収益を同時に得るという「場所のシェア」の意味が強いですね。

​農業だけで十分な収益を得られればいいのですが、固定費は一定にも関わらず収益は不安定であるのが農業です。日本には43万ヘクタールの耕作放棄地があるそうですが、そこで太陽光発電と農業を両立するソーラーシェアリングに取り組む事で、エネルギー事情や収益性の改善が見込まれています。
基本的にはパネルの下で作物を育てる事になりますので、作物に届く太陽光は多少制限されてしまいます。ただ作物によって、一定量以上の太陽光は光合成に利用できないという限界点(これを光飽和点と言います)が存在し、多すぎる太陽光は作物のストレスになることもあります。その点を考慮すれば、むしろ品質をアップさせることもできそうですね。


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