ご存知の方も多いかもしれませんが、
日本では、供給されている交流電気の周波数が
50kHzの地域(東日本)と60kHzの地域(西日本)があります。
引越に伴い家電を買い替える必要が生じることもあるので困りものですね。
どうしてこのような違いがあるのかというと、これまたご存知の方が
多いとは思いますが、明治時代に日本でも発電を開始したときに導入
した発電機の仕様が東京電力と関西電力(のそれぞれ前身の会社)で
異なっていたから、という事情があるようです。
当時、電力需要の爆発的な増大に応えるのにいっぱいいっぱいで、
統一する機会を失ってしまったという話はかなり有名ですよね。
ちょっとそれますが、なぜか料理のダシの話で、昆布風味(関西)と
かつお風味(関東)との東西分岐の話(=日本史でいうところの『昆布ロード』
の歴史的背景。硬水軟水、浸透圧の話。)を思い出しますね。
個人的には、かつお風味の方が絶対おいしいと昔から私は思ってますが。。笑。
そして東西比較で関西弁と関東弁も連想しちゃいます。
そして、皆さんこれまたご存知でした?昔とある文献で読んだことが
あるのですが、それに拠れば、現在のようにはっきり両者に分かれる前の
昔の日本では、どちらかというと関西弁寄りの話し方、アクセントが主流
であったとされていました。100%な話かどうかは分からないのですが。。
っと、お話を戻し、この関東関西での周波数の違いは太陽光発電
をする場合にも少しだけ関係してきます。
何故かというと、太陽光発電でつくった電気は直流なので、
トランス(変圧器)により交流に変換し、電線に流せる状態にしています。
その際、当該地域の周波数に変換できるような変圧器を選ぶ必要があるわけ
です。
正確には、50kHzに対応する変圧器は60kHzの地域でも使用できるのですが
機械が必要以上に大型になってしまったり、割高になってしまう傾向にあり
ます。
ですが大丈夫、ご安心下さい。当社が販売する発電所については、
適切なものを選んで搭載していますので皆さまに変圧器をどうしよう、
とお困りになられることはないのですが、ちょっとした豆知識なお話を
今日はさせていただきました。
お読み下さった方、ありがとうございました。
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