2016年11月18日金曜日

ブログ「太陽光を見つめて」

 「太陽を直接見てはダメ」と何度となく子供の頃から注意され、太陽光発電の仕事に携わる今も、そんなもんなんだろうと今さら気にもしなくなっていますが、実際のところ「見てしまった場合」どうなるのでしょう。わかりやすい悪影響が目に現れたり、残ったりするのでしょうか。

 人間の目は、一般的に眼球と言われる水晶体(レンズの役割)で集められた光を、その奥の網膜に集めて「見る」という構造になっています。つまり太陽を直視するということは、網膜に強烈な光が集まってしまうので、たった1秒程度で目の組織が損傷を受けると言われています。

 人類は日射量の多い場所に生活することもあります。目を細めたり、そらせたりして目の中に入ってくる光を最小限にしても限界があるのでサングラス、ゴーグル等の遮光器具も発達したのですが、眩しさを感じるのは可視光と呼ばれる目に見える光だけで、実は太陽は赤外線や紫外線といった目に見えない光も沢山出しています。

 それら赤外線や紫外線にはあまり苦痛(眩しさ)を感じません。太陽光発電の現場視察に限らず屋外においてサングラスを使うと視界が暗くなって、瞳が大きく開かれ、苦痛を感じない分長く太陽を見れてしまうのですが、結果として、それらは目に損傷をあたえているようです。

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