2017年3月14日火曜日

ブログ「競売」(2/2)

競売というと「財産を取り上げる」イメージがありますが、競売にかからないよう返済するべき、リスクを承知で担保提供するべき、というほうが本来の筋ですので、何ら後ろめたさを感じる必要はありません。

また、金額の安さもそうですが、執行官と評価人が職責に基づき物件の状況を精査してくれるのも競売のいいところです。
​通常取引では購入の検討材料はネットや紙媒体の広告と申し訳程度にもらえる資料のみ、売買契約寸前に重要事項説明で初めて知る事項があることもざらですが、競売資料では対象地を特定する住所地番・土地の地勢等の太陽光発電に適するかの判断材料から、隣地境界争いの有無・固都税の額・いまの使用状況までもが明確にわかります。執行官には買い手にマイナスとなる要素を隠す必要もないので、難しい法律用語に慣れさえすれば物件のリアルな状況を把握しやすいのです。

そのためか、競売で投資用不動産の取得を検討するオーナーも増えているようです。
競売を利用する人が増えると狙った物件が落とせなくなる、落札額が上がるのが悩ましいところですので、本文をご覧になったかたは太陽光発電むきの土地を見かけても入札しないでくださいね(笑)。


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