2018年5月30日水曜日

雨と太陽光発電

今日で5月も終わり、明日から6月。6月といえば梅雨ですね。太陽光発電にとって、雨は天敵です。そんな中、太陽光と雨粒の両方から発電可能なソーラーパネルの研究がされています。天敵と握手しようって訳です。以前このブログでも少し触れましたね。

​グラフェンという素材を使って、原子1個分ほどの厚さがあるレイヤーをパネルに重ねたものだそうです。雨粒が落ちると中に含まれているイオンが陰と陽とで分離し、塩基由来の陽イオンに含まれるナトリウム、カルシウム、アンモニウムなどが、パネル表面に蓄積して、陰イオンと反応し電気を生むという仕組みだそうです。中国海洋大学と雲南師範大学の科学者による実験では、エネルギー効率は7%に満たないほどであり、まだまだテスト段階のようです。しかも、雨水を想定して用意されたはずが、塩水が実験に使われていたというオチ(?)でした。んー、まだ先は長そうです。実際は、雨はパネルの汚れも落としてくれますし、曇りでも発電はしますし、天敵って訳じゃないんですけどね。ただ、この技術が実用化されれば、雨だけでなく、雪での発電も期待できそうですね♪ もはや太陽光発電ではなくなっちゃいますけど。

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