「太陽光発電」という言葉に慣れてしまうと、太陽を
"
神"
と仰ぐことに違和感を感じるようになってしまいます。一方で、おそらく原始時代から太陽はあらゆる民族から生命の象徴として扱われ、信仰の対象となっています。太陽神の有名どころとして、古代エジプトのラー、ギリシア神話のヘリオス,インドのスーリヤ,メソポタミアのシャマシュ、ローマ神話のソル、北欧の女神ソール、ケルトのルー、イランのミトラなどが浮かびますが、オリエントや中東、アフリカ、新大陸(マヤ、インカ)にも太陽神信仰は
世界各地に存在しています。日本においては天照大御神が名前の通り太陽神であり、日本神話でも特殊な位置にいます。生活の中で殆ど意識しなくても、国旗を「日の丸」と呼んだり、
元旦、初日の出にお祈りする習慣も(季節の風物詩となりつつも)この島国の太陽光信仰の名残と言えるでしょう。
太陽光発電の施設が現代人の生活に必要なエネルギー(電力)を生み出している姿を、
毎日上りそして沈む太陽を神として捧げ奉った古代の人類の姿とオーバーラップさせると不思議な気持ちになります。
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