2016年4月25日月曜日

​​【ソーラーシステムあれこれ】

一昔前は、「ソーラーシステム」といえば太陽熱温水器のことでした。
菅原文太さんがテレビでCMしてたアレです。
(こういうこと書くと年齢がばれますね汗)

なんか金属製っぽくて屋根に乗ってるやつ、というイメージがかぶることから
太陽電池と太陽熱温水器とはしばしば混同されがちなのですが
太陽から放射されてきたエネルギーを
太陽電池を用いて電力に変換するのが太陽光発電、
熱に変換するのが太陽熱温水器ですので、両者は似て非なるものです。

また、これらの性質を複合したようなものとして
鏡などで太陽光を集めてエネルギーをいったん熱に変換したあと
生成した熱でタービンを回し発電する太陽熱発電も実用化されています。

太陽熱発電には
①夜でも発電できる(昼間作った熱を使って夜間に発電)
②設置コストも安く済む(太陽電池のようなシリコンや無機化合物は不要)

…というようなメリットがあるのですが、

集光部分の発熱が周辺環境・生態系にどうなの?という課題があるのと
雨が多く夏と冬の日照時間の差が大きい日本の気候には適さないようですので、
日本の皆様は引き続きHDRの太陽光発電の施設をお買い求めください(笑)

ちなみに、写真は載せられないのですが(うちの施設じゃないので)
海外(中東・スペインなど)の大規模な太陽熱発電所では
集光部を中心に整然と配置された鏡が幾何学的な模様を描き、なかなか壮観です。
ご興味お持ちの方は検索してみてください!

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