太陽光発電を始めようと考えている方(始めた方)は、パネルの劣化が何故起きるのかという事を、一度調べてみた方がいいかもしれません。漠然とパネルの劣化は当然のように思われがちですし、私自身もそう思っていました。しかし、劣化のメカニズムは色々言われており、各社が研究を重ねているのが現状です。 通常、太陽光パネルは表面から順に、強化ガラス、EVA、発電セル、EVA,バックシートという5層構造になっています。一般的にはガラス内のナトリウムがイオン化することが原因とされていました。しかし最近の研究では、表面ガラスと発電セルの接着等に使用されるEVA封止材が雨水に溶けて発生する酢酸が原因だとの発表を耳にしました。その証拠として雨水が垂れるパネルの下部に酢酸が多く発生している事、また酢酸の発生場所とパネルの劣化部分が相互に関連していると見られる事などから考えられるようです。
「劣化」という点だけを見ても、今後の太陽光発電はまだまだ進化し続けていく余地を感じます。
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