これからの地球では、現在と比較にならないほどの電力が必要になるとしたら…。今回は宇宙での太陽光発電の話です。天候や昼夜に左右されない宇宙で太陽光発電をするという研究があります。どういう方法で宇宙で発電した電力を地球に持ってこようとしてるかというと、宇宙に太陽光発電衛星(SPS)を打ち上げ、発電した電気をマイクロ波に変換し地上に伝送します。静止軌道のSPSは地球の地軸が傾いている関係で、ほとんど地球の影に入らず、24時間昼夜の別なく直射日光を浴び、春分秋分の夜間を除き発電できちゃう訳です。
なんか現実感がない映画の世界ですが、マイクロ波伝送技術は確立済で、先日のブログで書いた「ワイヤレス給電」の手段となっています。その他の技術も基本はクリアしているそうで、経済産業省やJAXA(宇宙航空研究開発機構)も、2045~50年ごろの実用化を目標にしています。あと30年後!まだ元気でいられれば、宇宙で発電された電気を使っているんですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿