2018年4月5日木曜日

人工太陽

太陽光発電にとってのエネルギー源である太陽光、この光と熱を生む太陽を人工的に作ろうという計画があるのをご存知でしょうか?宇宙に浮かぶ太陽を作ろうという事ではなく、太陽の熱核融合反応を模倣するという壮大な計画です。「国際熱核融合実験炉(ITER)計画」と呼ばれ、日本も参加しています。なぜ「人工太陽」を作る必要があるかというと、化石エネルギーの消耗に伴う、人類の長期的なエネルギー危機を回避するためです。太陽で起こっている核融合反応を地上で再現して、将来のエネルギー源として使えるかを研究しようという訳です。

​夢のある話ではありますが、とにかく費用がかかるらしく(
実用化まで2兆円以上との試算もあります)また完成する頃にはこのような大規模集中型ではなく、風力、太陽光発電といった分散型電源が主流になるであろうし、途中で開発断念という事態になれば巨額の無駄遣いとなるといった批判もあるようです。夢のある研究だとは思いますが、太陽光発電の技術革新等もあり、化石燃料の消耗分は、再生可能エネルギーで賄うというのが最近の流れですからね。

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