2016年3月10日木曜日

太陽の光と色彩の関係

常日頃、太陽光発電の設備を扱っていますが、
海外の太陽光発電所視察の際や外国の映像をみていて思うことがあります。

南国では建物や看板広告、ファッションなどの色が鮮やかである一方で、北の方ではおち
ついた色のものが目立ちます(太陽光発電のパネルについては、どの国も同じですが)。
このような色の傾向の要因はいくつか考えられるそうです。

まず、色の見え方は太陽光の波長によって変化します。
赤道近くでは赤みが強調され、赤道から離れると青みが強調されます。
つまりその土地によって色の見え方が違うということです。

次に、メラニン色素の数です。
瞳が青い北欧人は、瞳が黒いアジア人に比べて2倍眩しく感じるそうです。
このことは、その土地に住む人が好む色に影響しているようです。
カミュ著「異邦人」で主人公のムルソーは、自身が行った殺人の動機を「太陽のせいだ」
としています。

この意味についてカミュは明確な説明をしていないため、様々な解釈がなされています。
この小説の舞台は当時フランス領であったアルジェリアの首都アルジェ。

フランス人のムルソーがアフリカの太陽の光を受けていたということ。
そのことと彼の行為は無関係ではないはずです。

太陽の光が私たちに与える影響については、わかっていないことがまだまだありそうです

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