2016年3月1日火曜日

DNA、遺伝子、ゲノム②

A(アデニン)は、ほかの塩基に比べ、比較的容易に合成できます。

主に、A(アデニン)はエネルギーの生産、G(グアニン)はシグナルの伝達やタンパク

質の連結・機能の調整、C(シトシン)は脂質の合成に関与してきます。

ヒトゲノムは、31億塩基対と言われており、その全配列の解読宣言が2003年になされました。

その後もゲノム解析の技術はすすんでおり、次世代シーケンサーというゲノム解読装置も開発されました。

次世代シーケンサーの使用により、解読の効率は飛躍的に向上しました。

次世代シーケンサーの登場は、がん研究に期待されているそうです。

がん組織のゲノムと正常細胞の遺伝子のゲノムの比較から、原因遺伝子を特定し、治療薬の開発が行われています。

皮膚がんの一種であるメラノーマのゲノム解析も行われており、どの治療方法が適しているかを事前に予測できたりと期待されています。

ゲノム解析のターゲットはヒトのみならず、植物、陸生生物、水生生物と多岐にわたっています。

海洋細菌であるプロテオロドプシンも、ゲノム解析・実験によって光エネルギーの利用メカニズムが明らかになりました。

ゲノム解析がすすみ、太陽光発電の方法が進化していくことも期待しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿