太陽光発電の更なる発展には太陽電池(パネル)の進化が不可欠ですが、業界で非常に注目されている「ペブロスカイト太陽電池」をご存知でしょうか?
「ペロブスカイト」は特殊な結晶構造の名称です。この電池は2009年に日本で発明されました。当初、この太陽光電池の変換効率は3%台でしたが、現在は20%を超え、現在主流のシリコン系太陽電池と肩を並べるまでに進化しています。この太陽電池、従来の太陽電池と比べ材料費が安く、しかも材料を基盤に塗って作成できるのです。塗って作るので、フィルム、窓、壁、家具など、今後の用途の広がりに期待がされています。しかし、劣化が早く、数時間から数日で変換効率が低下するという欠点がありました。そんな中、2016年11月の日経新聞にて、「パナソニックが実用化にメド」という記事が載りました。2-3年の連続使用を可能としたそうです。まだまだ改良の余地はありそうですが、発明から10年足らずでここまで進化を遂げたペロブスカイト太陽電池、今後の太陽光発電の主役となるのかもしれません。
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