2018年3月9日金曜日

将来の発電技術

 エネルギーハーベスティングという言葉をご存じでしょうか?環境発電とも言われます。語感から、太陽光発電などが連想されがちですが、いわゆる自然エネルギーを使った系統電源に接続する低コスト・大容量の電源とは異なる概念となります。これは、環境の中に薄く広く存在するエネルギーから微弱な電力を取り出す(収穫=ハーベスト)技術を指します。

例えば、モーター・エンジン・ビルの配管等から発する熱エネルギーとか、橋や道路等が発する振動エネルギー、テレビ・携帯電話が発する電磁波エネルギーなどです。つまり、身の回りの使われずに捨てられているわずかなエネルギーを拾い集めて電力にするのです。太陽光発電でお馴染みの太陽光とか蛍光灯・LEDによる光エネルギーも使えますね。
 拾えるエネルギーの一つ一つは僅かなのですが、これからの社会が、あらゆる場面でネット環境が必要で、沢山の電源が必要になって来ていることを考えると、用途も色々と考えられそうです。今後可能性の広がる技術ですので、要チェックです。


0 件のコメント:

コメントを投稿